おもちゃを買い足そうと思って調べていると、レンタルや、定期的に料金を払って利用するサブスクも見つかって、どれがよいのか迷うことがあります。家にある物でも遊べそうなら、今すぐ増やさなくてもよいのかもしれません。
選ぶときは、まず「何を手元に置きたいか」「どれくらい使いたいか」「準備や片付けのどこを助けてほしいか」を考えてみましょう。気に入った一つを長く残したいなら購入、一定期間使って返す形が暮らしに合うならレンタルが候補になります。今ある物で安全にやりたいことを試せるなら、そのまま使う選択もあります。
この記事では、乳幼児のおもちゃを用意するときの選び方を、家にある物、購入、レンタル、地域の施設の四つから整理します。どれか一つに決め続ける必要はありません。今の家庭に足りないところだけを補うつもりで、見てみてください。
まずは何に困っているかを一つ選ぶ
「おもちゃが足りない」と感じていても、困っていることは家庭によって違います。
- お子さまが今やりたい動きに合う物がない
- 何を選び、どう使えばよいのか分からない
- 気に入った物を長く使えるようにしたい
- 増やした後の保管や片付けが気になる
- 家では用意しにくい物を、一度試してみたい
例えば、気に入った積み木を何度も使いたいときと、毎回の道具選びや使い方に迷っているときでは、必要なものが違います。前者ではその積み木を手元に残すこと、後者では選ぶときの説明や使い方の案内も、判断材料になりそうです。
すでにおもちゃがあるのに手に取らないときは、買い足す前に、置き方や扱いにくさを見直せることもあります。まずは、今ある物の中でお子さまがよく手に取る物と、扱いにくそうな物を一つずつ見てみましょう。
家にある物で足りるならそのまま使ってみる
今のお子さまがやりたいことを、安全に試せる物があるなら、まずはそれを使う方法があります。暮らしへの参加は、専用のおもちゃをそろえるところから始めなくてもかまいません。モンテッソーリ教育の家庭向け案内でも、子どもの様子に合わせて環境を整え、身近な生活に参加できるようにすることが紹介されています。[1]
例えば、食卓を拭きたがるなら、お子さまが持ちやすい清潔な布を一枚用意し、大人と一緒に狭い範囲を拭いてみる。これで今の興味に合うなら、同じ目的の道具を急いで買い足す必要はありません。
ただし、家庭用品なら何でもおもちゃの代わりになるわけではありません。小さな部品、外れやすいふた、鋭い縁などを確かめ、大人がそばにいるだけで危険な物を使ってよいとは考えないでください。玩具は対象年齢や注意表示を守り、破損や外れかけた部品がないかも確認します。[2]
家にある物を使うよさは、今の暮らしの中で一つ試せることです。一方、物を選び、使える状態に整える作業は家庭で行います。その準備が負担なら、無理に手作りでそろえようとせず、購入やレンタルも含めて考えて大丈夫です。
気に入った物を手元に残したいなら購入を考える
何度も使いたいおもちゃが決まっている、返す時期を気にせず使いたい、きょうだいにも残したい。そんなときは購入が候補になります。特定の一つだけが必要なら、セット全体ではなく、その一つを買う方法も比べてみましょう。
購入前には、使う場所だけでなく、遊ばないときに置く場所も一緒に考えておくと選びやすくなります。大きな物なら寸法を確認し、届いてから家具や通り道を圧迫しないかを見てみてください。
長く使えそうかは判断材料ですが、必ず長く遊ぶと予測できるわけではありません。「せっかく買ったから」と遊び続けることを求めなくても大丈夫です。お子さまの興味が変わったときに、保管するのか、ほかの人へ譲るのかも、家庭で無理のない範囲で考えておきましょう。
また、買えば使い方の案内が付かない、レンタルなら必ず付く、という分け方はできません。遊び方を知りたい場合は、購入品でも説明書やメーカーの案内を確認してください。
一定期間使って返す形が合うならレンタルを考える
手元に残すことより、今のお子さまに合う物を一定期間使うことを大切にしたいなら、レンタルも候補になります。おもちゃのサブスクでは、定期的に料金を払い、届いたおもちゃを使って返却する仕組みが見られます。ただし、選べる物や交換時期、継続して使える条件はサービスごとに違います。
「返せるから保管に困らない」と決める前に、利用中のおもちゃと返送用の箱をどこへ置くかを考えてみましょう。次のセットが届くタイミングと返送期限によっては、荷物を一時的に置く場所も必要です。点数を確かめて箱に戻すことや、発送の手配が暮らしに合うかも判断材料になります。届く前の清掃方法に加え、利用中の汚れをどう扱うかも、サービスの案内を確認しましょう。
気に入った物を使い続けたいときの扱いも、先に確かめておきたい点です。延長や買取ができるかを推測せず、候補サービスの現在の条件を見てください。返したくない物を残すことが一番大切なら、購入のほうが希望に合う場合があります。
道具選びや関わり方の案内も求める場合は、月齢7〜36か月向けに教材とガイドを一緒に届けるIMANO MANABI(イマノマナビ)のプレイキット(教材・知育玩具を組み合わせたセット)も選択肢の一つです。[3] IMANO MANABIでは、一度にすべてを並べず、子どもがよく手に取る物や、あまり触れなくなった物を見ながら置き方を調整することをおすすめしています。大人が見せるときも、遊び方を一度に説明するより、必要な動きをゆっくり見せ、子ども自身が試す時間を取ることを大切にしています。
例えば、届いた物をすぐ全部出すのではなく、今の興味に合いそうな物から少数を選ぶ。扱いにくそうなら、どの動きで止まっているかを見て、必要なところを手伝う。そうした準備や関わりも含めて考えたいかが、教材の点数以外の判断材料になります。使い方に応じた見守りや安全な管理は必要で、案内があれば子どもだけで使えるという意味ではありません。
一方、欲しい物が一つに決まっている、手持ちで十分に楽しめている、物を返すことが負担になりそうという場合は、サービスを申し込む必要はありません。プレイキットを検討するときは、現在届く教材と案内の内容が、求めている助けに合うかを公式の紹介で確かめてみてください。
家以外で試したいなら地域の施設も調べてみる
家では置きにくい物に触れたい、どんな遊びに興味を持つか見てみたいときには、児童館や子育て支援施設などで遊べる物を調べる方法もあります。施設内で遊ぶのか、持ち帰って借りられるのかは、場所によって異なります。[4]
出かける前に、対象年齢、利用できる地域、開いている日時、予約や料金、保護者の付き添いを確認しましょう。目当ての物があるか、貸し出しを行っているかも、公式案内で確かめてください。
一度試す機会として利用できても、家で毎日使うこととは条件が違います。移動のしやすさや利用できる時間も含めて考え、家庭でのおもちゃをすべて置き換えようとしなくても大丈夫です。
費用は同じ期間と必要な物をそろえて比べる
購入とレンタルのどちらが安いかは、商品、使う期間、送料などで変わります。月額だけと購入価格を見比べず、「今回は何を、どれくらい使いたいか」を先に決めてみましょう。
購入なら、欲しい物の税込価格と送料、別に必要な物を確認します。レンタルなら、使う予定の期間に支払う料金と往復の送料、必須の費用を確かめます。キャンペーンがある場合は、通常料金に戻る時期も見てください。総額が同じでも、必要な一つを買う場合と、複数のおもちゃや案内を利用する場合では、得られる内容が違います。
見落としたくないのは、利用を終えるときの条件です。最低利用期間、解約手続きの期限、返送期限、料金が止まる時点を確認しましょう。破損や紛失についても、費用がかかる場合と例外を読んでおくと、判断しやすくなります。分からない点やページ間で違う説明があれば、申し込み前に事業者へ確かめてください。
今の条件で総額を比べたうえで、所有できること、使い方案内、準備や返却にかかる手間のうち、何を大切にしたいかを考えてみてください。
迷ったら今週の一つを決めてみる
まずは、今いちばん困っていることに合わせて、次の一つを選んでみましょう。
- 家にある物で試せそうなら、安全に使える物を一つ確かめる
- 長く残したい物が決まっているなら、その一つの価格と置き場所を調べる
- おもちゃ選びと使い方の案内も欲しいなら、購入品の説明とレンタルの案内内容を比べる
- 一度触れてみたいなら、近くの施設の公式案内を調べる
普段使う物は買い、別の活動は借り、暮らしの中では家にある物を使う。そんな組み合わせでもかまいません。子どもの興味も家庭の都合も変わるので、今選んだ方法をずっと続ける必要はありません。
おもちゃを増やす前に、何があれば今の暮らしで試しやすくなるかを一つ考える。その答えに合う方法から選んでみてください。