上の子が並べたおもちゃに、下の子が手を伸ばす。同じ部屋で遊ばせたいけれど、何を一緒に使ってよいのか迷うことがあります。
年齢の違うきょうだいのおもちゃは、まず二人それぞれの対象年齢と注意事項を確認し、「一緒に出せる物」と「場所や時間を分ける物」に分けましょう。そのうえで、使う場所、片付ける場所、同時に使いたいときの対応を決めると、家庭で続けやすくなります。
私たちIMANO MANABI(イマノマナビ)は、月齢・発達課題に合わせたプレイキットを届けています。きょうだいがいる家庭では、選んだ子に合うかに加えて、別の年齢の子が触れられる場所に置いてよいかも確かめることが大切です。[1]
一緒に出す前に、二人それぞれの対象年齢を確かめる
同じ場所に出すおもちゃは、二人それぞれに合う使用条件かを確認します。「上の子が使えている」「下の子も興味を示す」という理由だけで、共用にしないようにしましょう。
確認するのは、箱や説明書の対象年齢、使用上の注意、外れる部品です。年齢の表示を満たしていても、傷みや緩みがある物はそのまま使いません。子どもの口に入りそうな部品がないかも見てください。
消費者の安全を守る行政機関である消費者庁は、小さなおもちゃや部品の誤飲に注意を呼びかけ、年上の子どもと一緒に遊ぶときは特に気を付けるよう案内しています。[2]
保護者が見ていることは、対象年齢や注意事項を省いてよい理由にはなりません。小さな部品など、下の子に触れさせられない物が含まれる場合は、手が届かないように分けます。安全に分けられない日は、そのおもちゃを同じ場所に出さない選択も必要です。
「一緒に出す物」と「大人が出す物」で置き場所を分ける
たとえば、下の子も使えることを確認した積み木は二人の遊ぶ場所へ。上の子用の小さな部品を含むおもちゃは、下の子が開けられない収納へ。家庭では、使える人と片付け先が分かるように、収納を分ける方法が考えられます。
- 一緒に出せる物:二人の使用条件を確認し、取り出しやすい場所へ戻す
- 上の子が使う物:下の子が届かず、開けられない場所に保管し、大人が出し入れする
- 確認が必要な物:部品不足、傷み、説明書が見つからない物は遊び場から外す
低い棚を二段に分けただけでは、下の子が上段に手を伸ばすことがあります。「上の段だから大丈夫」と決めず、子どもが登ったり、箱を開けたりできないかまで確認しましょう。消費者庁も、小さな部品や使わないおもちゃを手の届かない場所に保管し、年上の子のおもちゃに含まれる小さな部品の誤飲に注意するよう案内しています。[3]
上の子だけが使う物を出すときは、下の子が近づけない場所を確保します。机の上に置く場合も、引き落とせないか、部品が床へ落ちないかを確認してください。遊び終わったら、使った物だけでなく、床や家具の隙間に部品が残っていないか大人が見ます。
一緒に遊ぶことを、同じ物を同じように使うことにしない
二人が同じ部屋にいても、それぞれ別のおもちゃで遊ぶ時間があってかまいません。二人がしたい動きを、それぞれ続けられる組み合わせを考えましょう。
たとえば、片方は積み木を箱から出したい、もう片方は高く積みたい場面です。二人とも使える積み木なら、置き場所を分けてそれぞれに必要な分を用意する方法があります。上の子の作品を守りたいときは、完成した物を置く場所も決めます。
これは家庭での組み合わせの一例で、きょうだいが必ず落ち着いて遊べる方法というわけではありません。下の子が相手の物に向かい続けるときは、距離を広げたり、別の時間にしたりして調整します。
私たちの16〜18ヶ月向け「かたちのまなび」には、細い棒をつまんで穴に入れる「棒落とし」があり、商品ページでも誤飲への注意を示しています。[4] 上の子向けのキットだからと二人の共有棚へまとめて置かず、棒を含めた商品の注意事項と、二人それぞれの使用条件を確認してください。下の子に触れさせられない物は、遊ぶ場所と保管場所を分けます。キットの月齢表示だけで、下の子への適合や個々の部品の安全性を判断しないでください。
手を使う動きの違いを知りたいときは、「型はめとつまみ付きパズル、どう選ぶ?」も参考になります。持つ・向きを変える・合わせるといった操作を見ると、二人に同じ完成形を求めずに道具を選びやすくなります。
同じおもちゃを二つ用意するかは、使いたい場面で考える
取り合いになるたびに、同じ物を買い足す必要はありません。一方で、いつでも交代を求めればよいとも限りません。二人が同時に使いたいのか、片方の遊びに興味を持っているのかを見てみましょう。
二人がそれぞれ容器へ入れる遊びを続けたいなら、双方に使える道具を二組用意する方法があります。同じ商品を買わなくても、家庭にある安全な物でそれぞれの動きができるかを考えられます。
相手が使っている物そのものを触りたい場合は、同じ物を二つにしても解決しないかもしれません。大人が「今使っているね。終わったら渡そう」と短く伝え、待つ間に使える別の物を示す方法があります。待つことが難しいときは、無理にその場で交代を練習させず、遊ぶ場所や時間を調整します。
買い足すなら、二人とも使える対象年齢か、置き場所と片付け先があるかを先に確認します。個数をそろえることより、それぞれが使える状態にすることを基準にしましょう。
家族で共有するのは、禁止の言葉より具体的な手順
「小さい部品に気を付けて」だけでは、遊びを見守る人によって対応が変わります。何を、どこで使い、どこへ戻すかを家族でそろえると、引継ぎが具体的になります。
たとえば、「この箱は上の子用。下の子が入らない場所で使い、終わったら部品を数えて大人の収納へ戻す」と伝えます。上の子に説明することも大切ですが、下の子の安全管理を上の子だけに任せないようにしましょう。
レンタルを利用する場合は、家庭での使い方に加えて、契約上の利用条件や返却物も確認してください。私たちのプレイキットは家庭内での通常使用を前提としており、第三者への転貸や譲渡などは禁止しています。詳しい条件は利用規約とFAQでご案内しています。[5][6]
最初は、今日使うおもちゃを一つ手に取り、二人の対象年齢と注意事項、遊ぶ場所、片付け先を確かめるところからで十分です。二人に同じ遊びをさせることを目標にせず、それぞれの遊びが続けられる置き方を探してみてください。
参考情報
- IMANO MANABI「プレイキットを探す」
- 消費者庁「Vol.544 おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!」
- 消費者庁「Vol.677 こども向けの製品に関する新しい制度、『子供PSCマーク』がはじまりました!」
- IMANO MANABI「かたちのまなび(16,17,18ヶ月)」
- IMANO MANABI「利用規約」
- IMANO MANABI「よくあるご質問」
情報確認日:2026年10月15日